ホツマ>昔々あるところに、一人の友達いないリアル工房がおりました。ゲームと小説が大好きだったそいつは周囲に趣味を理解してくれる人がいなかったので、ネットにはまるのは時間の問題であった。

シオン>一応その人は、リアルで厳しく躾けられていたけれど〜、リアルの人間の馬鹿さ加減に嫌気がさしていたけれど〜、結局リアルにいたがってましたの〜。

ホツマ>やがてそいつが大学に入り、あるチャットルームにのめり込んだ。現実で色々遊ぶ傍ら、そいつはネットで色々遊んでいた。ただ、そいつはネットの世界を現実に持ち込み、ネットに現実を持ち込もうとした。

シオン>当然その行為はネットの中でも良くなかったし〜、リアルでも大問題になりましたの〜。ネットで叩かれたその人は結局ネットから表向きは去り、リアルの世界を中心に動いてましたの〜。

ホツマ>でもリアルの世界で、そいつは結局友達のいないまま過ごすことになった。それは当然だったと。何故なら現実で人間関係の築けない人間がネットで人間関係が築けるわけはないし、ネットで人間関係が築けない人間が現実で上手くいくわけがない。そいつは結局某掲示板でも叩かれる存在以下でしかなかったわけだと。

シオン>その人は今も実際にどこかにいますの〜。ただ、本当にその人がネットに戻ってくるかどうかはわかりませんの〜。ここでこうして色々話してても、結局その人はネットの世界とは別の視点をみているんでしょうね〜。

ホツマ>だから相容れないんだ。あいつは。

シオン>ただ、その人が最後にいたあるチャットは、異色のチャットだったと言わざるを得ないんでしょうね〜。それはその人にとって現実に近いところにあるチャットだったからでしょうね〜。ある掲示板だったら〜あくまで区切りはつくかもしれないですの〜。けれどオフ会の存在は、その人の現実とネットの区別を破壊するには充分だったんでしょうね〜。

ホツマ>全てが狂ったのはそこにあるかもしれない。現実に近すぎたチャットは…まあ、どっかの誰かがその辺のおかしさは語ってくれるだろうから、俺らは俺らの話題に戻った方が良いかもしれんな。俺たちはあくまで部外者だからな…。

シオン>本当にささやかな、お話でしたの〜。

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